人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ショック!!!でも、コレを機にまた頑張る!

職場のホームページに、「何かわからないことなどあれば・・・」と、問い合わせのページがある。
一昨日の夕方、そこにある患者さんの家族(娘さん)から、すーごい苦情のメールがあった、と昨日、朝一で部長から知らされた。A4用紙に2枚分にもおよぶ長文。 私が関わっている「食事」のことに始まり、看護スタッフの思いやりのない仕事ぶりのこととか、薬の処方が多すぎるとか、差額ベッドに無理やり入れようとして、これも「お金のため」とか、駐車場がないのに、近隣の駐車場の説明をできないスタッフがいるとは何たることか、とか、最後には、「笑顔が少ない」・・とか・・・・・。
救急外来に来たこの患者さんに、当直した整形外科医は、「個室しか空いておらず、今すぐに手術しなければならないこともないので、入院しなくても良いですよ」と話した。しかし家族が「個室料金かかってもいいので入院させて下さい」と話したので、入院した。でも、病状は軽く、次の日の夕方には退院した。
患者さんは、夕、朝、昼、の3回の病院食を食べた。その時、家族さんが付き添っていたかどうか定かでない。
でも、この娘さんによると、「ここの病院の食事はまずくて、ほとんどの人が手もつけず、返している」「あなたがた職員も食べてみたらよいでしょう!」と書いてあった。
意見は意見としてきちんと受け止めなければ・・・と思いながらショックだった。本当に反省し、その日の午後は、後輩と2人、食事を食べている全患者の下へ昼食時足を運び声をかけた。今回のメールで、自分達の仕事を振り返るきっかけになったのは良かった・・・が、、、、、
このメールは絶対ひどすぎる!!!病院の食事は美味しいですよ!とは大声では言えないよ。でも「ほとんどの人が手をつけない」ほど、そんなひどいもんじゃない! 実際、「いつも美味しい食事をありがとう」と感謝の言葉を受けたり、食事トレイに手紙が乗って返ってくることもある。
うちの看護師は思いやりありますっ! 差額ベッドの料金も、支払わなくていいから、と、次の日に「大部屋空いたから移りませんか?」っていう、やりとりもあっている!
私達はいつも患者さんに対しては笑顔です! 救急病院でバタバタしているけど、けっこうどの病棟のスタッフもコメディカルスタッフも事務スタッフも笑顔多い方だと思う。
なんで、なんで、・・・今回のメール。 院長、事務局長、看護部長、担当病棟の師長、担当の医師その他一部の上層部しかまだこのメールのこと知らない。みんな、ショック受けてます。 

今回の苦情メールを書いた娘さんは、最後に「もうこの病院を利用することはないので、改善しなくてもいいです」とまで書いてあった。
しかし、患者さん本人と奥さんは、昨日も外来に薬を受け取りに来ていたらしい。笑顔で。

ああ、普段なら、一晩寝たら気持ち切り替わっているはずなのに、今日も引きずって起きてしまった。だから、書いた。

最後に・・・
病院の食事には、常食(普通食)というある程度、何でも食べられ味付けもまあまあの食事から、減塩食、エネルギーコントロール食(糖尿病など)、脂肪コントロール食(肝臓や膵炎、胆石など)、低残渣食(クローン病など)、蛋白コントロール食(腎臓病など)・・いろいろある。
確かに減塩食などは味が薄い。塩分7gや5gっていう指示だからね。でも、病気を治すために主治医がオーダーする指示によるんです!その他の治療食も同じ。それなのに、「病院食はまずい!」とか、「病院食が美味しいわけがない!」とか、悲しい発言には、傷つくよ。 昨日、うちの病院の昼食は、普通食はメインが「ちゃんぽん」でした。残食も少なく、お世辞だと思っても「美味しかったばい!」と言ってくれる人が多かった。特別食も五目うどんで、まああま美味しかったよ。
by tubameuo_masami | 2006-02-09 06:03
<< またまた熱発 神様の仕業? >>