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悲しみをエネルギーに変えて・・・

何故だろう。

長崎って、自分が住んでいて自慢したくなるほど、「平和学習」とか、しっかりやっていて、「平和」とか「愛」とか「命の尊さ」とか、ここ長崎から発信するんだ!と、県民・市民の多くが思っている・・・と、そういうところだと思うのに、
時々、こういう「事件が起きる」。

フラに行って、市長さんのご冥福を祈りながらある曲を踊った。
市長さんの思い出を噛み締めながら、安らかに眠ってください、と。

踊りながらA先生が気になる。
私がスタジオに到着したときから、先生は元気が無い。
泣き崩れないだろうか心配だったよ・・・。

こういう心優しい人が住む長崎なのです。

実家の母も泣いていた。
父は前日に、父の会社に選挙カーで来た市長さんと、目を合わせ、会話した、と言っていた。

父は、悲しむどころか、「次の選挙のこと」が気になっている。
「ああ、この人、悲しみをエネルギーに変えているなあ」と思ったよ。

そう、市長さんが願っていた世界平和について、私達長崎市民ができることは何?

一人一人が、平和についてしっかり考えながら、普通に生活するときも、心の底にその想いをしっかり根付かせて生きて行けば、それは市長さんの遺志を継ぐものとなるんじゃないかな、と思う。

ヒナコは実家に行き、すぐに私の母に「あるもの」を探して!とお願いしていた。
それは写真。ヒナコが2歳の夏祭りの時、市長さんに抱っこされている写真だ。
私はその写真を大事にして、子供達が大きくなったら、この優しい眼差しの男性が願っていた平和についてと、そして、悲しい事件について伝えようと思う。

夕方のニュースで、元気な頃の市長さんの映像が映っていた。
世界の大きな会議にて、「黒こげの少年」の写真を手にして、原爆の悲惨さを強く訴えていらっしゃていた。
「この子供に何の罪があったのでしょうか?」と。

そのニュースを見ていて、私も涙が出たよ。市長さんがこんな事件に巻き込まれるような、そんな重大な罪を犯していたの?と。

市長さんのご冥福を心からお祈りします。
by tubameuo_masami | 2007-04-19 06:21
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